永く美しく快適に。
適切な点検とメンテナンスが住まいのロングライフを実現します。
セリオスサイディングは、腐食に強く、性能・品質に優れた商品です。
しかし、大気中の汚染物質(排気ガス、排煙、塩害など)や太陽光(紫外線)、
雨水(酸性雨など)、風雪、寒暖の差、台風、地震などの多様な自然条件によって、
その耐久年数は異なってきます。
住まいを永くより良い状態で保つためには、適切な点検とメンテナンスが必要です。
- 維持管理の目的
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- サイディングによる不具合を未然に防止。
- サイディングの機能・性能を十分に発揮させる。
- サイディングの耐久年数を伸ばす。
点検方法
外壁の維持管理のため、日頃の点検は、お施主様ご自身で1年に1回程度、目視にて確認できる範囲で実施してください。特に、台風や地震などの後にも点検するようお願いいたします。
点検により気になる不具合や変化を発見した場合は、早めに施工店などへご相談の上、専門工事事業者へ依頼してください。
サイディング本体・役物の点検 | キズ、凹み、変形、亀裂などがないか目視で確認。地震発生後などは、本体・役物のズレ、外れも点検してください。 |
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サイディングの塗膜表面の点検 | 耐候性に優れたクリア塗膜が外壁塗膜の自然劣化を大幅に軽減します。塗装表面に変色、チョーキング(白い粉が付く白亜化)、錆、カビ、苔、汚れなどがないか点検してください。汚れが落ちにくくなったり、チョーキングが現れてきたりした時は、再塗装の検討時期です。 |
シーリングの点検 | シーリングの切れ、剥離、ひび割れなどが発生していないか点検してください。 |
安全に関するご注意
- お施主様ご自身で高所作業を伴う点検やメンテナンスは絶対に行わないでください。落下事故やけがの原因となります。
- 再塗装や補修工事をお施主様ご自身で行わないでください。
- サイディングの表面にハシゴや脚立などを立て掛けると、キズや凹みが生じる場合がありますので、立て掛けないでください。
高所作業や補修を行う場合は、必ず工務店などへご相談の上、専門業者にご依頼ください。
クリーニング方法
セリオスサイディングを美しく保つために、年に数回の水洗いをしてください。
セリオスサイディングは、耐久性に優れた塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)などを使用しています。
しかし、建物の部位によっては汚染物質が付着・堆積したり、雨水による洗浄がされなかったりする箇所があり、これを長い間放置すると、外観が損なわれるだけでなく、塗膜の耐久性の低下やシミ、錆の原因となります。年に数回の定期的な水洗いで、より永く美しい外観を保つことが可能です。
クリーニング回数の目安

汚れが軽い場合 | 水洗いにより表面の汚れをなどを洗い流し、さらに柔らかな布やスポンジで十分水洗いしてください。 |
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汚れがひどい場合 | 水洗いで落ちない汚れなどは、家庭用の中性洗剤(1~2%の水溶液)を含ませた布で表面の汚れを拭き取り、十分に水洗いをしてください。 |
洗浄後に | 水洗い後は、乾いた柔らかい布で水分をよく拭き取ってください。 |
注意
- 毛羽だったタオルなどでは、繊維がサイディングに付着する場合があります。また、金属タワシや硬いブラシなどは、表面にキズが付き腐食の原因となる恐れがありますので使用しないでください。
- 高圧洗浄機は、漏水の原因となる恐れがありますのでお避けください。
- 酸性またはアルカリ性の洗浄剤(塩酸・硝酸・タイル洗浄剤・苛性ソーダ等)や、シンナーなどの有機溶剤系は、腐食や変色・退色の原因となります。また、クレンザーなどの研磨剤の入ったものも塗膜表面をキズ付けますので、絶対に使用しないでください。
- 塗装表面を強くこすったり、押したりしないでください。
塗装の耐久性の低下や凹み、キズの原因となる恐れがあります。 - 特に洗浄剤を使った後は、十分な水洗いを行い、洗剤を洗い流してください。