ZAM®製胴縁・ZAM®製母屋
※ZAM®は日本製鉄株式会社の登録商標です。

開発経緯
現行材との比較
ZAM製胴縁の特長
ZAM製胴縁対応サイズ
施工事例
- 主な用途
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- ①大型物流倉庫の胴縁
- ②大型公共施設(体育館、アイスアリーナ等)の胴縁・母屋
- ③大型卸売市場の胴縁・母屋
- ④造船所建屋の胴縁
- ⑤工場建屋の胴縁・母屋
- ⑥牛舎、畜舎、鶏舎等の胴縁・母屋
- ⑦クリーンルームの天井下地材
- ⑧空調目隠し用外壁の下地材
- ⑨看板下地材
- ⑩有孔折板下地材
※これまで400件以上の建物に累計約10,000トン以上をご採用いただいております。
大型物流倉庫(胴縁)埼玉県 120トン
工場建屋(胴縁)新潟県 50トン
造船所研究棟(胴縁)香川県 110トン
物流倉庫(胴縁)愛媛県 50トン
大型体育館(母屋)東京都 200トン
大型体育館(母屋)群馬県 100トン
よくあるご質問
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溶接は出来るのですか?
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可能です。ネコピースの溶接方法、補修方法については以下をご参照下さい。
溶接
- ZAMは一般的な市販の溶接機で溶接が可能です。
- 溶接ワイヤーは通常の軟鋼、構造材用のワイヤーが適用可能です。スパッタ、ブローホール等の改善には亜鉛めっき用のワイヤーを用いてください。
- 溶接の際、めっきの蒸発に熱が奪われるため熱延鋼板の溶接条件より電流は若干高め(電流で5~10%程度)に設定してください。
- ネコピースの溶接部はZAMのめっき層が蒸発します。
補修塗装
- ZAMのめっき層が蒸発した部分は、補修塗装が必要です。
- 右の写真はローバルシルバー(ローバル㈱製)で補修しています。
- 補修塗装部は、ZAMと比較して灰色がかった色味になります。
化粧塗装
- ZAMと補修塗装の色の差が気になる場合は、化粧用スプレー等を施す事が有効です。
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切断端面の小口の赤錆は大丈夫なのですか?
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ZAMを含めたプレめっき鋼板は、切断により端面小口に鉄地が露出します(図1)。
このため、鉄地が露出した部分では、初期に赤錆が発生することがあります。このため、鉄地が露出したまた以下に示すように、屋外環境と屋内環境では小口の鉄地部の腐食挙動が異なります。①屋外の場合
雨がかかる屋外では「犠牲防食作用」によりめっき成分の溶出およびその後の腐食性生物による保護作用により、腐食が抑制されるとともに赤錆がめだたない外観に変化します(写真1)。②屋内の場合
雨がかからない屋内環境では犠牲防食作用が働きにくく、長期間に渡り端面は赤錆の外観のままとなります(写真2)。
しかし鉄地そのものの腐食の進行が遅くなる上、鉄地のみが腐食する形態とならないことから、端面の赤錆は鋼材の強度にはほとんど影響しないといえます。
しかし、切断端面から赤錆が発生すると、引渡し時などに外観が問題視されることがあります。
この対策として、ジンキ塗料を使用して成形前に切断端面を補修することで赤錆発生を抑制することが出来ます(写真3)。
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ステンレスのボルトナットを使用すると異種金属接触腐食は起こりますか?
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屋外環境でZAMとステンレスのボルトナットの組合せで使用する場合、異種金属接触腐食が発生する可能性があります。
対策としては、ジオメット処理やラスパート処理などの表面処理をしたステンレスのボルトナットとするか、溶融亜鉛めっきを施したボルトナットをご使用ください。